●肩付き片胴付き大入れ接ぎ(かたつきかたどうつきおおいれつぎ、-おいれつぎ)

片胴付き大入れ接ぎの男木のほぞの片側を除去し全面胴付きとし(この部分をと呼ぶ)、それに応じて女木の溝を除去した組手を肩付き片胴付き大入れ接ぎ(かたつきかたどうつきおおいれつぎ、-おいれつぎ)と呼びます。

この組手により見付からほぞが見えなくなりすっきりとした外観となります。

Photo. 1をご覧ください。

この仕口を肩欠き片胴付き大入れ接ぎと呼ぶこともあります。

男木の木口の木端付近の部位をと規定しそこにほぞを欠いてることから肩欠きと呼ぶのではないかと推察されます。

いっぽう小口の木端付近の部位のほぞがない部位をと規定すると肩付きと呼ぶのではないかと推察されます。

要はという術語の定義の差異により呼称が変わるものと考えられます。


Photo. 1 肩付き片胴付き大入れ接ぎ(かたつきかたどうつきおおいれつぎ)

上:男木と女木の構造、  下:嵌め合い


木工用語集 Glossary(木木木の工房 INFINITY)

"木木木の工房 INFINITY∞" は、木製品の設計・製造・販売を行っています。 2018年3月に、”木木木の工房 INFINITY∞" を立ち上げ、サイト Glossary を設置し木工用語を解説してきました。 しかしながら、今回新規に木工用語の開設だけのHPを作ることにしました。 知りたい情報にアクセスし易いように設計しますので、ご利用の程お願い申し上げます。


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