●組子(くみこ)
釘を使わずに木で2次元的な幾何学構造を形成する日本独自の木工技法のこと、またはその2次元的な幾何学構造のことです。
幅5mm前後に挽割りした木材に溝・穴・ホゾ加工をして2次元的な幾何学構造を実現します。
この組子は、主として欄間衝立・間仕切り・引戸・障子・書院障子などの建具の構成に適用されます。
また純和風のインテリアとして、行燈・鍋敷き・コースターなどにも組子が採用されています。
組子が適用される材としては、主として杉・桧などの柔らかい細工が容易なものです。
組子は日本各地に伝統技術として受け継がれていて、特に岐阜県の飛騨組子、栃木県の鹿沼組子、福岡県の大川組子が知られています。
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