●爪付きナット
2枚の金属製の板材を最も簡単に接続固定しかつ接続解除もできる方法を考えてみてください。
おそらくもっとも簡単な方法は、2枚の金属製板材に穴を開けボルトとナットで締結することではないでしょうか。
アナ部分に座繰りを入れてボルト頭部やナットを隠すことをすれば、より見た目は良くなります。
それでは次に金属製の板材ではなく、2枚の木製の板材を最も簡単に接続固定しかつ接続解除もできる方法とは何でしょうか。
金属製の板材の場合と同様に、ワッシャーを選択して2枚の木製板材に穴を開けボルトとナットで締結することで対応はできるかもしれません。
直感的には強い締結は難しいかもしれないという不安が残ります。
このような場合、爪付きナットとボルトの組み合わせという選択肢があります。
Photo. 1 をご覧ください。
写真左が、爪付きナットです。
内部にネジを切りナット状に加工された円筒とその円筒のつばに爪を付けた形状をしています。
写真右が、使用例です。
板材に円筒の外径を入れる通し穴を掘り、爪付きナットのつばを隠すため座繰りをいれてます。
写真左の爪付きナットを裏返し、穴部に挿入しつばに上部から下向きの圧力をかけつばの詰めを木部に食い込ませ固定させます。
つなぐ相手の板材にボルトを通す通し穴を掘り込み、両社の穴を合わせてボルトと爪付きナットを締結すれば完成です。
写真右には存在した爪付きナットのつばを隠すため座繰りを省略しても見栄えは良くないですが帰納的には問題ありません。
使用頻度の高い爪付きナットはホームセンターで入手できます。
Photo. 1 爪付きナット
(写真引用:http://kappahanbesuki.blog94.fc2.com/blog-date-20150107.html)
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